日本語フィールド
著者:園畑素樹, 馬渡正明題名:Schanz骨切り術後のTHA発表情報:関節外科 特集:コンバージョンTHAのすべて-難易度の高いprimary THA- 巻: 41 号: 2 ページ: 149-154キーワード:X線診断, 股関節脱臼(X線診断, 外科的療法, 予後), 骨切り術, 術後管理, 生活の質, 治療成績, 股関節置換術概要:<文献概要>Schanz骨切り術は,高脱臼股に対して小転子遠位で外反骨切りを行い,小転子と原臼蓋で新しい荷重部を形成する,pelvic support osteotomyである。Schanz骨切り術後の症例に対する人工股関節全置換術(total hip arthroplasty;THA)では,大腿骨髄腔へのステム挿入困難な症例が多いため,大腿骨転子下での短縮・矯正骨切り術を併用する必要がある。また,Schanz骨切り術後の状態はさまざまであり,pelvic support osteotomyが成功している症例から臀筋内脱臼股のままとなっている症例まである。術前に病態を十分に把握したうえで術前計画を立てる必要がある。さらに,Schanz骨切り部の固定インプラントが残存している症例も少なくなく,転子下骨切り術を併用するTHAでは骨質の点に十分な注意が必要である。Schanz骨切り術後の症例に対するTHAの臨床成績は比較的良好であるが,難易度が高い手術なので,決して安易に行うべきではない。抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information: Vol: 41 Issue: 2 Page: 149-154