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変形性股関節症における大転子周囲痛の特徴

発表形態:
原著論文
主要業績:
主要業績
単著・共著:
共著
発表年月:
2020年03月
DOI:
10.5035/nishiseisai.69.322
会議属性:
指定なし
査読:
有り
リンク情報:

日本語フィールド

著者:
*吉里 広, 森本 忠嗣, 北島 将, 河野 俊介, 江頭 秀一, 園畑 素樹, 馬渡 正明
題名:
変形性股関節症における大転子周囲痛の特徴
発表情報:
整形外科と災害外科 巻: 69 号: 2 ページ: 322 - 325
キーワード:
概要:
【目的】変形性股関節症(HOA)の大転子周囲痛(GP)の頻度や病態を明らかにすること.【方法】末期HOA 116例(男:女=21:95,平均年齢66歳(42~89歳)を対象とし,GPの有無,強度(NRS 10点法)を調査した.超音波検査で中・小殿筋損傷や滑液包貯留の有無を調査した.【結果】GPの頻度は47%,部位と強度は中殿筋部30%(NRS 5.2),大転子部32%(NRS 5.1),大転子遠位9%(NRS 4.9)であった(重複例含む).超音波検査ではGPあり群(55例)とGPなし群(61例)の間で,各々中・小殿筋損傷は66%,71%,滑液包貯留は17%,15%であり,有意差は認められなかった.【考察】HOAでは47%にGPを認め,大半が中殿筋部や大転子部にかけての疼痛であった.GPは腰椎疾患に多く認められる症状であり,HOAが腰椎疾患と誤診される例は少なくない.GPを訴える症例ではHOAと腰椎疾患の鑑別が重要であることを示唆する結果であった.中・小殿筋損傷や滑液包貯留は必ずしもGPの原因とはなっていない可能性がある.
抄録:

英語フィールド

Author:
Title:
Announcement information:
Orthopedics & Traumatology Vol: 69 Issue: 2 Page: 322 - 325


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