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著者:○河野 俊介;江頭 秀一;園畑 素樹;馬渡 正明題名:Vancouver分類Type B1のstem先端人工股関節周囲骨折に対する同種骨移植併用double plate固定法発表情報:整形外科と災害外科 巻: 69 号: 1 ページ: 219 - 222キーワード:概要:人工股関節周囲骨折の中でもVancouver分類Type B1のstem先端骨折は,骨接触面積が少なく近位骨片の固定性が得られにくいため,治癒までに長期間を要す重篤な合併症である.当院では以前大腿骨外側のsingle locking plate固定を行っていたが,現在大腿骨外側と前方に2枚のlocking plateを使用し,内側に同種骨皮質骨移植を追加して観血的骨接合術を行っている.single locking plate固定群(S群)4股とdouble locking plate固定群(D群)4股の,手術時間,出血量,合併症,骨癒合期間,術後歩行状態を比較検討した.S群/D群の手術時間・出血量は116/142分・287/167gであり,周術期合併症は認めなかったが,S群の1例に骨癒合不全を認め再手術が行われていた.骨癒合期間は20/10ヵ月で,歩行補助具は必要だが全例歩行可能であった.double locking plateの固定力はsingle platingの10倍以上とされており,cortical strut allograftを追加することで良好な早期骨癒合が期待でき,本法は有用な方法と考えられた.抄録:英語フィールド
Author:Title:Announcement information:Orthopedics & Traumatology Vol: 69 Issue: 1 Page: 219 - 222