日本語フィールド
著者:梶原直也, 松本晋一, 堀良彰, 櫻井幸一題名:
AndroidOS における動作特徴に着目した広告ライブラリ検知手法発表情報:2014年暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS 2014), 1B2-2, 4pages 巻: 1B2-2 ページ: 1-4キーワード:
Android,広告,動的解析概要:近年,スマートフォンのアプリケーション市場規模は急激に拡大している.その一因となっているのは,無料アプリケーションの人気である.これらの無料アプリケーションの開発者は自身のアプリケーションに広告ライブラリを組み込むことによって,対価を得ている.しかし,近年の研究より,これらの広告ライブラリが抱えるいくつかの問題が明らかになっている.広告ライブラリが引き起こす代表的な問題として,プライバシ情報の漏洩が知られている.これは,広告が組み込まれたアプリケーションを使用する際に,ユーザの同意なしに広告がユーザに関する情報を端末外へ送信するという問題である.こういった問題の背景には,アプリケーション開発者と広告ライブラリ製作者が違うという事実が存在する.開発者自身が組み込んだ広告の挙動を正確に把握していないため,予期せぬ情報漏洩が引き起こされる.こういった問題を解決するために,どのような広告モジュールが組み込まれているかを検出,分類する技術は重要である.本稿では,端末識別番号の取得や広告の画像表示といったAndroidOS向け広告ライブラリの基本動作に着目した.広告ライブラリがこれらの動作をどのように実装しているか,呼び出されるAPI の種類,頻度等の調査を行った.それから,動作特徴がログに表れるようAndroidフレームワークを改造することによって,機械的な広告ライブラリの検知が可能であることを示す.抄録:近年,スマートフォンのアプリケーション市場規模は急激に拡大している.その一因となっているのは,無料アプリケーションの人気である.これらの無料アプリケーションの開発者は自身のアプリケーションに広告ライブラリを組み込むことによって,対価を得ている.しかし,近年の研究より,これらの広告ライブラリが抱えるいくつかの問題が明らかになっている.広告ライブラリが引き起こす代表的な問題として,プライバシ情報の漏洩が知られている.これは,広告が組み込まれたアプリケーションを使用する際に,ユーザの同意なしに広告がユーザに関する情報を端末外へ送信するという問題である.こういった問題の背景には,アプリケーション開発者と広告ライブラリ製作者が違うという事実が存在する.開発者自身が組み込んだ広告の挙動を正確に把握していないため,予期せぬ情報漏洩が引き起こされる.こういった問題を解決するために,どのような広告モジュールが組み込まれているかを検出,分類する技術は重要である.本稿では,端末識別番号の取得や広告の画像表示といったAndroidOS向け広告ライブラリの基本動作に着目した.広告ライブラリがこれらの動作をどのように実装しているか,呼び出されるAPI の種類,頻度等の調査を行った.それから,動作特徴がログに表れるようAndroidフレームワークを改造することによって,機械的な広告ライブラリの検知が可能であることを示す.英語フィールド
Author:Naoya Kajiwara, Shinichi Matsumoto, Yoshiaki Hori, Kouichi SakuraiTitle:
Android Advertisement Detection Focusing on Behavior CharacteristicsAnnouncement information:The 31st Symposium on Cryptography and Information Security (SCIS 2014), 1B2-2, 4pages Vol: 1B2-2 Page: 1-4Keyword:
Android, Advertisement, dynamic analysis